当クリニックでは、精神疾患全般の診療を行っております。

まず、精神疾患と言いますが、精神疾患って何でしょうか?主に、脳機能の障害により精神の症状が出てくると考えられていますが、難しいお話はさておき、「身体疾患と精神疾患との大きな違いは何でしょう?」 通常、身体の疾患では、例えば痛みについて考えると分かりやすいですが、痛みが強くなればなるほど、自覚症状として辛く感じると思います。身体の疾患では、基本的には重症度と自覚症状は比例すると言えそうです。では、精神の疾患ではどうでしょうか。実は、必ずしもは、精神疾患の重症度と主観的な自覚症状は比例しません。ご病気の程度がひどくなってくると、自分自身が病気であるという認識(病識と言います)が弱まったり、できなくなって、その結果として主観的な自覚症状としての辛さが軽くなったかのように感じることがあります。しかし、逆に病状が良くなると、自身の症状や置かれている環境への自覚が出てきて、自覚症状としてはすごく辛く感じるものです。つまり、精神疾患では、自覚症状としてのしんどさは、病状悪化のみならず、良くなる過程でも増す場合があるのです。
何が言いたいのかと申しますと、診療は、疾病分類で診断名や重症度を付けることではありません。上で述べましたように、重症度と個人の苦悩は相関しないことも多いのです。病状を理解し評価する過程こそが要であり、個々のご要望を把握して、治療を提案する。その提案に対して同意が得られないなら、代替え案を提案する。お互いに治療方針を共有し納得して治療を進める、そうした2人3脚で進む過程全体を、当クリニックでは精神療法と位置付けています。
治療方針を共有した上で、必要に応じてお薬の提案もさせて頂きます。適切な治療薬を適切なタイミングで使用することで、最大限の治療効果を得られます。お薬には、効果のみならず副作用が出ることがありますので、最小限の副作用で最大限の効果を得ることが、適切な薬剤治療と言えます。
当院では、精神疾患全般の治療薬を取り扱っています。また、漢方薬も取り扱っています。

どのような治療を望んでいるか、きっと、お一人ひとり異なるのではないでしょうか?
対話を通じて治療方針を共有し、お一人ひとりに合った治療を提供いたします。
気になる症状がありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

薬物療法

精神疾患は、
主に脳の機能に関わる不調により引き起こされていると考えられています。

脳は、主に神経細胞がネットーワークを張り巡らし機能を果たしています。その神経細胞が、受容体と言う受け皿を介して物質(神経伝達物質と言う)をやりとりしています。神経伝達物質には、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどがあります。これら神経伝達物質の量が少なくなったり、多くなったり、あるいは受け皿である受容体がうまく働かないなどの不調により、様々な精神的な症状が出てきます。どの部位で、その程度の機能が障害されるかによって、症状が異なることとなります。精神疾患の治療薬の多くは、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの量を調節することで治療の効果を発揮します。
疾患によって、適切な治療薬を適切なタイミングで使用することで、最大限の治療効果を得られます。お薬は、具体的には、抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬、抗精神病薬、気分安定薬、神経刺激薬、抗認知症薬、抗酒薬などがあります。お薬には、効果のみならず副作用もありますので、最小限の副作用で最大限の効果を得ることが、適切な薬剤治療と言えます。
当院では、精神疾患全般の治療を行っており、上記すべての薬剤を取り扱っています。
また、漢方薬も取り扱っています。

診療科目一覧

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