ADHD
注意・多動性・衝動性の症状が年齢に不相応に目立つ発達障害です。そのため、日常生活、社会生活に支障をきたします。これらの症状は、脳の機能発達の偏りによると考えられています。
症状
不注意が目立つタイプ
- 物をよく失くす
- 約束を忘れてしまう
- ケアレスミスが多い
- 課題や遊びに集中できない
- 期限内に書類を仕上げることができない
落ち着きのなさが目立つ
- じっとすることができない
- せわしなく動き回る
- 貧乏ゆすりをして、そわそわしている
混合型
不注意・多動性・衝動性が同程度に目立つタイプです。
治療
ADHDの治療には非薬物治療と薬物治療があります。
お薬を使わない心理社会的な治療では、環境調整により集中しやすい、ミスの起こりにくい環境を整えます。
薬物治療としては、精神刺激薬が第一選択となります。日本では、「コンサータ」(メチルフェニデートの徐放剤)がよく使われます。また、精神刺激薬以外の治療薬として、「ストラテラ」(アトモキセチン)やインチュニブ(グアンファシン)があります。
コンサータは、ADHD適正流通管理システムを通じて、登録医しか処方できません。当クリニックは、コンサータの登録医が診療をしており、コンサータの処方が可能です。