パニック障害
パニック障害では、突然、動悸や息切れ、強い不安を伴う発作が起こります。
パニック発作が繰り返されるうちに、「また、発作が起こるんじゃないか」との不安になり(予期不安)、特定の場所や状況に対して恐怖や不安を抱き、その場を避けるようになります(広場恐怖)。
ひどくなると、家から一歩も出れないなど毎日の生活に支障をきたすようになってしまいます。
症状
パニック発作
- 動悸
- 胸の痛み
- 窒息感、息切れ
- 発汗
- めまい、ふらつき
- 吐き気
- 手足のしびれ、ふるえ
- 気がおかしくなるんじゃないか、あるいは、死ぬんじゃないかという恐怖感
予期不安
上記のパニック発作がまた起こるんじゃないかという不安、心配
広場恐怖
これまでに、バスで発作が起きたことがあれば、バスに乗るのを避けるなど、特定の状況を回避しようとします。その結果、ひどくなると、家の外に一歩も出れないなど日常生活に支障をきたすようになります。
治療
治療の目的は、パニック発作の頻度と程度を減少させて、日常生活での行動の制限をやわらげて、社会的機能を改善することです。
主な治療としては、薬物療法と認知行動療法があります。この両者を併用すると最も治療効果が高いと言われています。薬物療法で用いる主な薬には、抗うつ薬と抗不安薬があります。
パニック発作を「死ぬんじゃないか」と恐れることで、日常生活では特定の状況を避けて、多大な支障をきたします。認知行動療法では、この思い込みを修正します。段階的な曝露療法は、不安なもの、苦手なものに少しずつ慣れていく方法で、比較的簡単な課題から困難な課題へと、徐々に避けていた状況に直面します。少しずつ苦手な状況を克服していきます。
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